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第1章「温泉を誤解してないか?」

Q1.温泉は、効能成分がなかったり、冷たかったりする場合もある。

→答えは○


温泉というと、温かくて効能成分たっぷり!というイメージがありませんか?


でも、「温泉法」で定められた「温泉の定義」によると、冷たくても温泉、極端に言うと効能成分がなくても温泉という場合もあるのです。


「温泉法」による温泉の定義は、次のような内容です。


・源泉温度が25℃以上である。

または


・温泉成分に関する19の条件のうち最低1つ規定値に達していること。

つまり、法的には源泉温度が25℃以上あれば効能成分がない場合でも温泉であり、25℃未満の冷たいものでも温泉成分が規定値に達していれば温泉なのです。一般的に考えられている温泉のイメージとはずいぶんかけ離れているものですね。しかも、これは源泉に対する条件なので、「加水」「加温」「循環」「薬品・入浴剤等の投入」により、実際のお風呂にたまったお湯が、源泉とは“別物”になっている場合もあります。


なお、平成17年5月24日より、「加水」「加温」「循環」「薬品・入浴剤等の投入」をしている場合は、その旨と理由を脱衣場等に掲示する義務づけがされましたので、「温泉分析書」とともに、この掲示を見れば源泉と浴槽内の温泉との差がある程度わかるようになりました。


温泉地はどんどん増えています。これは、源泉温度が25℃以上あれば温泉成分に関係なく温泉の定義にあてはまることによります。地面を100m掘削するごとに地熱は2〜3℃程度上昇するのです。ということは、1,000〜1,500m程度掘削し、地下水を掘り当てると、それは「温泉」ということになるのです。ちなみに、大雑把に言えば、1メートル掘削するごとに5〜8万円の経費がかかるので、おおむね1億円かけると温泉が手に入るということになります(笑)