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第3章温泉は42℃にこだわり、やっぱり肩まで浸かりたい!


●温泉は42℃にこだわり、やっぱり肩まで浸かりたい!(分割浴)

Q40.お風呂は全世界共通で、42℃前後が気持ちよく感じられる。
    答えは→×


ズバリ!日本人がもっとも気持ちよく感じられるお風呂の温度は「42℃」です。
あえて「日本人が」と表現しています。実は、欧米人はこれより2〜5℃低い温度を好み、42℃のお風呂に入ると、「何で日本のお風呂はこんなに熱いんだ!」と怒るかもしれません。
そして、体型が欧米化している若者も徐々にぬる湯を好むようになってきています。

最近の傾向はともかくとして、日本人は42℃のお風呂が一番気持ちいいと感じられるようになっています。
科学的根拠はないものの、銭湯も殺菌のために42℃以上にしなければならないという決まりがあったほどですから、日本人には42℃のお風呂が気持ちいいと感じられるDNAを持っているのかもしれません。

そして、水道水を沸かしたお風呂では42℃だと肌がビリビリするような刺激がありますが、温泉にはそれがなく、42℃が気持ち良さという点ではベストな温度なのです。

健康に良いのが「ぬる湯」であっても、たまに行く温泉では、42℃を楽しんではいかがでしょうか?
そこで、自宅での健康入浴法と温泉の楽しみ方の違いを対比してみたいと思います。

 @(健康入浴法)40℃以下のぬる湯
   → (温泉)42℃で気持ちよく!

 A(健康入浴法)半身浴       
   → (温泉)肩まで浸かる全身浴で気持ちよさを味わおう!

 B(健康入浴法)20分程度の入浴  
   → (温泉)3分×3回の分割浴で、安全に長湯を!

ぬる湯の半身浴は健康的ではありますが、やはり温泉では熱い湯に肩までつかりたくなりますね。
大いに結構!たまにしか入れない温泉ですから、肩まで熱い温泉につかりましょう!

ただし、42℃のお風呂だと一気に長湯をするのは危険なので、入浴と浴槽から出ての休憩を繰り返す「分割浴」で長湯をしましょう。
42℃の温泉なら、「3分×3回の入浴」が適当でしょう。
42℃のお風呂の適正入浴時間は5分程度ですが、分割浴をすれば約10分間入浴できることになります。