温泉ソムリエ認定者数



温泉ソムリエのメルマガ

「温泉ソムリエが教える!幸せになる入浴法」indexへ

「温泉ソムリエが教える!幸せになる入浴法」indexへ戻る

第7章「サウナの利用法」

●サウナの利用法

Q95.サウナを利用する際は、湯冷めしないように、風呂から出たら体を拭かずにサウナに入った方がよい。
    答え→×


私は、温泉旅館の大浴場やスーパー銭湯などの温浴施設にサウナがあってもあまり利用しません。

サウナは室温80℃〜90℃で湿度は10%くらいが理想とされています。

しかし、日本のサウナはお風呂がメインで、サブとして併設されているため、入浴で体が濡れた人が利用して湿度が限りなく100%近くになっていたり、室温も100℃くらいに設定されているため、あまり環境がいいとは言いがたいのです。

空気とお湯の比熱を考えても、正しい入浴法をすればお風呂の方が無理なく汗をかけますし、お風呂には浮力効果、水圧効果などの各種効果が加わるので、私自身は、お風呂の方が好きです。

また、気になるのは、サウナには汗腺を引き締めるための水風呂が用意されており、サウナから出た後に入るように説明したものもありますが、急に冷たい水に体をつけるのは心臓に負担をかけ、好ましくありません。

水風呂を利用するなら、足や手など末端を冷やすのみにとどめた方がいいです。
また、サウナとの組み合わせでなく、熱いお風呂に入った後、足浴をする「温冷交互浴」として、「部分浴」をすることをおすすめします。

とは言え、好条件が整ったサウナもありますし、心臓に水圧負担をかけずに体を温め、汗で老廃物を排泄するという良さもありますので、目的に応じて有効に利用しましょう。