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| あとがき | |
私は温泉とともにお酒が大好きです。 酔うのが好きなだけでなく、温泉のように“こだわり”を持っています。 お酒にこだわりを持っているだけに、スコッチのバランタイン３０年やシングルモルトウイスキーのマッカラン５０年を一度は飲んでみたいと憧れています。 ワインならロマネ・コンティ、ペトリュス、ル・パンなどの超ビンテージワインを最高の飲み頃の時に飲んでみたいものです。 高級ウイスキー、高級ワインに共通するのは、数十年という長い時を経て熟成されるということです。 その年月を感じながら飲むお酒の味は格別です。 しかし、よく考えてみたら、気楽に入ることができる温泉はこの超高級ウイスキーやワインより長い時を経てできたものなんですね。 しかも、ウイスキーやワインは樽や瓶の中で熟成されていくのですが、温泉は地球というとてつもなく大きな器でじっくりとつくられていくのです。 そんな温泉には大自然の恵みとして感謝しなければなりません。 そして、この素晴しい自然からの贈り物はウイスキーやワインに美味しい飲み方とマナーがあるように正しい入浴法を身につけなければいけません。 でも、あまり深く考えなくてもいいのです。 このサイトをお読みになり、入浴法や温泉の知識を身につけていただいたら自然に正しい入浴法ができるはずですから、あとは純粋に温泉や日々の入浴を楽しんでいただければ結構です。 お酒も温泉もそれを語るときは理屈をともない「デジタル脳」で考えますが、いざお酒を飲んだり入浴する時は、「アナログ脳」で、「あー、美味しい」「あー、気持ちいい」と感じることが大切です。 温泉や日々の入浴で気分をリフレッシュ！ そして、入浴後にビールを飲む極上のひと時・・・こんな楽しみがあるだけで、生きていることに感謝しちゃいますね。 あー！温泉ありがたや！ あー！日本人の入浴文化ありがたや！ |
