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第6章「不思議な温泉ジンクス」

●不思議な温泉ジンクス

Q73.温泉旅行は楽しむ気がないと楽しめない。
    答えは→○


旅館には不思議なジンクスがあるのです。
同業者が集まって話をすると、驚くほど似たようなエピソードを持っていることがわかります。
そのジンクスに旅行を楽しむコツがあります!

旅館には楽しもうという気で行く人がほとんどです。
しかし、最初からクレームをつけようとか、あらをさがそうと思っていたり、常に不満をもらしたりしている方がいると、何故かその人にはいいことが起こらないというジンクスがあります。

客室に案内された瞬間に電球が切れるとか、必ずしも宿の手落ちとは言いがたい、実に不思議なことが起こります。
業界人同士が話をすると驚くほどこの話は共通します。

「マイナス思考」で旅をすると、いいことが起こらないようです。

例えば、温泉街や旅館でのサービスで無料の福引をしているとします。
「当たりなんか入ってないんじゃないの!?」などと言う方は何故かはずれ、笑顔で臨む次の方が大当たりになるという不思議な現象が起きます。

次は、旅館でのルールの話です。

旅館にはチェックイン、チェックアウトの時間が決められています。
予告なく、チェックイン前に旅館に訪れたことのある方はいませんか?

しかし、準備が整っていないうちに到着されては、旅館としても理想とするサービスができないばかりでなく、ペースが崩され、他のお客様にもご迷惑をおかけします。
旅館は、最初にペースが狂うと、何故かその日は歯車がかみ合わないというジンクスがあります。

逆に、今日もサービスしよう!と準備が整ったところでチェックインいただくと“好循環”となり、宿の本領が発揮できます。

ほとんどの旅館はチェックイン時間前でも、気持ちよく迎えてくれます。
サービス業だからです。
でも、より快適に過ごそうと思ったら、チェックイン時間、チェックアウト時間などのルールを守リましょう。

ただし、これは、突然、早くチェックインをされた場合の例です。
事前に早めにチェックインしたいとか、翌日ゆっくり出発したいというご希望をいただければ、状況が許せば、ご要望にお応えすることができる旅館は多いですよ。
シティホテルですと、時間単位で延長料金がかかることが多いですが、旅館は比較的融通がききます。

「ルールを守った中で・・・」とありますのは、その方が仕事の流れがうまくいき、お客様へのサービスがしやすいという意味です。
いきなりチェックインの時間より早くお着きになられると、冷房、暖房なのどの調整もできませんが、事前にご連絡があれば、客室の準備も十分整えて、お客様をお迎えできます。

楽しい旅行にするコツは、「ルールを守った中で大いに楽しみましょう!」「楽しむ気で旅行をしましょう!」につきます。
これを知っている業界人や旅の達人は、笑顔で旅をし、笑顔で他人と接します。「笑う門には福来る」は、至言ですね。

「プラス思考」の旅をしましょう!