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第7章「良質な温泉のある温泉地の探し方」

ここまで、クイズ形式で温泉や入浴法について説明してきました。
そして、まだお伝えしたいことがありますので、あと25問お付き合いください。
これで、ちょうど100問です!

●良質な温泉のある温泉地の探し方

Q76.湯治場や元湯治場は良質な温泉である場合が多い。
答え→○

観光地や歓楽地の宿として施設が拡大・充実すると、温泉が循環になったり水増しされたりします。
一方、湯治場はお湯そのものを当てにして人々が訪れるので、提供されている温泉が良質である場合が多いです。
元湯治場もこれに準じます。

また、江戸時代以前、少なくとも100年以上の歴史がある温泉地も良質な温泉である場合が多いです。
当時は掘削技術もなく、自然湧出するお湯のうち、いかにも効能が高そうなものに人が集まったので、歴史のある温泉地は良質な温泉地である場合がいいです。

さらには、源泉温度が高いというのは、いかにも温泉らしい泉質が多いです。
お茶はお湯が熱いほど濃く出るので、源泉温度も熱いほど温泉に溶け込む成分が濃い可能性が高いです。
もちろん薄いのが悪い温泉ということはありませんが、温泉慣れした方には濃くインパクトの強い温泉は嬉しいものです。

そこで、その温泉地に行かなくとも温泉そのものが良質であることを推察する条件として、「湯治場か元湯治場であること」「江戸時代以前の開湯か、少なくとも100年以上の歴史がある温泉地であること」「源泉温度が高いこと」をあげたいと思います。

もちろんこれに当てはまらなくとも名湯はたくさんありますよ。